消防士から行政書士になりました

はじめまして!

しろくま行政書士事務所、代表者の石戸です。12年間勤めていた消防を退職し、「消防法令に特化した行政書士事務所」を開業しました。
なかなか思い切ってますよね。なぜ、そんな思い切ったことをしたのかと申しますと、「なんとかしたいこと」があったからでございます。
その「なんとかしたいこと」は何なのか…。本当はnoteの有料記事にしたいところですが、私がそんなことをしても誰にも見ていただけないと思いますし、そもそもnoteをやっておりません。
というわけで、この場をお借りして(誰に?)お伝えさせていただきます。

私が「なんとかしたい」と思ったことは、ズバリ「意図しない消防法令違反をなくしたい」ということです。
ニッチですね、発想が。

ですが、実は消防法令というのはものすごく重要です。
なぜなら、人々の生命、身体、財産を守るための法令であるからです。
消防法令は、主にハード面(設備の規制)とソフト面(防火管理制度等)の規制に分類することができます。
これをしっかりと守っていれば、「火災が発生するリスクを極限まで抑える」ことができます。
そして万が一火災が発生しても、「被害を最小限に抑える」ことができるというわけです。
しかし、消防査察の専門員として勤務し、何百、何千、何万(これは盛りました)という建物に検査に行った結果、「そもそも消防法の存在自体があまり浸透していない」「知らなかったことによる意図しない違反が多い」ということに気付きました。
法令ですから「知らなかった」は通用しません。
違反があれば、すぐさま違反状態を解消する必要があります。危険な状態ですからね。
ですが、誰か(主に消防)に指摘されるまで「本当に知らなかった」としたら、それまでの間、その建物はずっと危険な状態になってしまいます。そんな時に、もしも火災が起きたら…。

「本来設置されていなければならない設備がなかった!」

「避難階段にモノがあって避難できなかった!」

「消火器が古くて使えず、火がお店全体に燃え広がってしまった!」

「警報設備が作動しなくて火災に気付けなかった!」

こういった事態は実際に起きています。
こういった事態をなくしたい、「意図しない消防法令違反をなくしたい」と思ったわけです。

そのためには、建物の所有者、管理者、占有者の皆様の身近に、何をどうしたら良いのかをいつでも相談できて、そして手続きまでワンストップで行える存在が必要ではないか。

そう考えて、消防分野に特化した行政書士事務所、『しろくま行政書士事務所』を開業した、というわけでございます。

意図しない消防法令違反をなくし、「安心、安全に暮らせる街づくりに貢献する」これを理念とし、業務を行って参ります。

いかがだったでしょうか、少し長かったでしょうか。
家族にもよく「パパは話が長い」と言われます。
熱意の表れだと思っていただければ幸いです。

どうぞ皆様、しろくまを末永く宜しくお願いいたします。