民泊に必要な消防用設備

民泊を始めたい!

でも調べてみると消防用設備という何ともお金の掛かりそうな設備が必要だと発覚…。
一体どんなものが必要なの…?
というわけで、今回は一般的な民泊に必要となる消防用設備について解説します!

一般的な民泊に必要な消防用設備

①消火器
②誘導灯
③自動火災報知設備

基本的にはこれら三点の消防用設備が必要になってきます。
ここで一番のネックになるのが③の「自動火災報知設備」です。
この設備は、火災による煙や熱を感知したとき、大きな音を出して建物にいる人へ火災の事実を伝える設備です。

機器の構成は、「受信機」と呼ばれる、どこで火災が起きたのかを判断するための機械、「発信機」と呼ばれる、火災を発見した人が押すことにより自動火災報知設備を起動させるための装置、そして居室等の区画に設置され、煙や熱を感知する役目を持つ「感知器」などで構成されています。

このように、自動火災報知設備はかなり大掛かりな設備であるため、建物の規模にもよりますが、設置の費用は数十万円~数百万円になることもあります。
「これは痛すぎる出費…」「その分部屋の改装費に充てたかった…」「そもそもそんな予算取っていない…」
そう思いますよね。(^-^;

しかし、実はこの自動火災報知設備、一定の条件を満たす建物については、自動火災報知設備の簡易版とも言える「特定小規模施設用自動火災報知設備」(以下特小自火報)という設備が存在します!

特定小規模施設用自動火災報知設備とは

これがどういう設備かというと、普通の自動火災報知設備は基本的に有線により接続されますが、こちらの特小自火報は無線式であり、配線工事が不要で容易に設置が出来るため工事費が安く済みます!

しかも!さらに条件を満たしていれば、なんと「感知器」だけで済む場合もあるんです!
イメージとしては一般家庭に設置されている住宅用火災警報器とほとんど同じですね!
そうなると、設置の工事や、機器の費用も、通常の数十分の一で済みます!

さらにさらに!令和6年7月23日、この特小自火報の設置できる範囲が拡大されました!
これはこれから新しく民泊を始めようとする方にとっては追い風になりますね!

というわけで、今回は一般的な民泊に必要な消防用設備についての話でした。
消防用設備は民泊に限らず、用途や収容人員、建物の構造や面積等によって必要となる設備が変わってきます。
弊所では、ご依頼者様のご負担が一番軽くなるよう、消防と協議を行いながら手続きを実施します。

初回の相談は料金をいただいておりませんので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ!