消火器って自分で設置して大丈夫?

消火器の設置に関しては、特定の資格が必要とされることは一般的にはありません。
つまり、無資格者でも設置することができます。
ただし!消火器の設置には以下のようなポイントが重要です。

1.適切な設置場所の選定

消火器は適切な場所(視認性が高く、出入口や避難経路付近)に設置することが重要です!
いざという時に使いやすい高さ(床から1.5m以下)に設置しなければならなかったり、建物のあらゆる場所から歩行距離で20m以下となるように設置しなければならない、標識も設置しなければならないなど、「ただ置けばよい」というわけはないんですね。

2.使用法の理解と周知

消火器を設置する際には、その使い方を理解し、必要な場合には周囲の人々にも周知することが重要です。消火器の使用方法は簡単ですが、いざという時に適切に操作できるようにしておく必要があり、これが本当に重要です。
いざという時に使い方がわからなかったり、どういう時に使えばいいのかわからないと、折角の消火器がただの飾りになってしまいます…。

3.定期点検とメンテナンス

消火器は定期的に点検し、使用期限が切れていないか、圧力が正常であるかを確認する必要があります。
点検は専門業者に依頼するのが一般的ですが、基本的なチェックは誰でも行えます。

4.法令に基づく設置

建物の用途や規模に応じて、消火器の設置が消防法で義務付けられている場合、消防法の基準に従って適切な数や種類の消火器を設置する必要があります。
また、消防署へ消防用設備設置届という届出書を提出しなければなりません。
これを作るのはなかなか面倒です…。
「消火器設置しています!」といっても、実は適切な消火器ではなかったり、本数が足りてなかったりといったケースはよくあります。

5.まとめ

消火器は無資格者でも設置が可能ですが、法律に基づく設置基準に従う必要があったり、使い方を把握しておく必要があったり、届出も必要であったりと、実は割と手間がかかります。
ですので、「消火器は置いておけば良い」というわけではない、ということは覚えておいていただければと思います!
弊所にご相談いただければ、消火器の設置の場合、実費以外に掛かる費用は2万円前後で対応可能です。
もちろん、消火器の使い方もレクチャーいたしますので是非ご相談を!