消防の立入検査って何?

急に「立入検査させてください」と言われたらドキドキしますよね。
しかし、消防法は人々の生命、身体、財産を守る法律です。
これが守れていないということは、それだけ危険な状態にあるということです。
実際に火災が発生した時に初期消火を行ったり、迅速に避難したりするためには、日常的に消防法を守る意識が大切です。

しかし、消防法の詳細な決まりは、一般的にはあまり知られていません。
そのため、消防では消防法が適切に守られているかどうかを確認するために、立入検査を行います。

お店を始めたころは適切な状態であっても、時間の経過とともに消防用設備が古くなったり、置いてはいけない場所に物を置いたりすることで、知らないうちに消防法に違反してしまうことがあります。
これは珍しいことではありません。

では、立入検査はどのようなタイミングで実施されるのでしょうか?
これは消防本部によって異なります。
3年に1回や5年に1回の場合もあれば、特に周期は定められておらず、違反の可能性が高い建物をその時々で選んで実施することもあります。
基本的には事前に消防から立入検査の連絡があり、日程調整の上で実施されますが、無通告で実施される立入検査もあります。

例えば、市民やお店の利用者から「あのお店は悪質な違反をしている」と通報があった場合や、避難経路に物品を置いている疑いがある場合(事前連絡をしたらその時だけ撤去されるかもしれないため)などです。

このような場合には無通告で立入検査が行われることもあります。

立入検査は、基本的には拒否できません。
「これを機に自分の事業所が安全になる」と前向きに捉えて検査を受けましょう!
それでも不安がある場合は、専門家に相談することをお勧めします。
「しろくま行政書士事務所」にご相談いただければ、検査に立ち会ったり、指摘事項の改修サポートをすることも可能です。

なかなか発生することのないイベントのために、あれこれ調べたり準備をするのは大変です。

そういう時は専門家に相談しましょう!